前記事の内容について,この「PDFの“フラット化”処理」は,Ghostscriptを使わずGUIで行うこともできます。
方法1:プレビューアプリの「PDFとして書き出す」
プレビューアプリでメニューから「ファイル
→ PDFとして書き出す...
」を選ぶと,そこから出力されるPDFはアノテーションがフラット化されます。
ただし,この方法はなぜか macOS 12 Monterey から使えなくなりました(「PDFとして書き出す...
」が,PDFを開いている場合にはグレーアウトして選択できなくなりました)。よって,次の方法2を使う必要があります。
方法2:PDFとして印刷
プレビューアプリでメニューから「ファイル
→ プリント...
」を選び,印刷ダイアログにおいて「PDFとして保存
」を選べば,そこから出力されるPDFはアノテーションがフラット化されます。
というわけで,フラット化したいファイルが数個程度ならば,これらの方法でフラット化するのがお手軽でしょう。ファイル数が多い場合は,前記事の Ghostscript を使う方法をスクリプトで一括処理するのがよさそうです。